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バイオマス素材の袋

袋の材料の一部やインキにバイオマス素材が使用されたOPP袋やCPP袋やラミネートフィルム袋の別注も可能です。
ここではバイオマスやバイオマスマークについて簡単にご説明いたします。

バイオマスとは

バイオマスとは、動植物から生まれた「活用できる生物由来の再生可能な有機資源」のことです。石油などの化石燃料の代替品として注目されています。

主に木材、海草、生ゴミ、紙、動物の死骸・ふん尿、プランクトンなどが該当します。
これらのバイオマスは化石燃料と違い、太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生物が生成するものなので、持続的に再生可能な資源であることが大きな特徴です。
バイオマスの種類は主に「廃棄物や未利用のもの」、「資源作物」に大きく分類されます。

バイオマスを原料に使われたプラスチックを「バイオマスプラスチック」といいます。
ポリ袋やレジ袋の原料としてバイオマスプラスチックに使われる主なバイオマスは、サトウキビなどから取り出される糖類やトウモロコシなどの穀物資源の「資源作物」です。

資源作物

資源作物

資源としての利用を考えて栽培されたバイオマス

糖質資源:さとうきび、てんさい
でんぷん資源:米、いも類、とうもろこしなど
油脂資源:なたね、大豆、落花生など

ポリ袋やレジ袋の原料としてバイオマスプラスチックに使われています

廃棄物や未利用のもの

廃棄物系バイオマス

廃棄物として発生しているバイオマス

畜産資源:家畜排泄物など
食品資源:加工残渣、生ごみ、動植物性残渣など
産業資源:パルプ廃液など
林業資源:製材工場残材、建築廃材など
下水汚泥

未利用バイオマス

資源として利用されずに廃棄されているバイオマス

林業資源:林地残材
農産資源:稲わら、もみ殻、麦わらなど

バイオマスマークとは

「バイオマスマーク」は、生物由来の資源(バイオマス)を利活用し、品質及び関連法規、基準、規格等に合致している環境商品の目印です。

バイオマスマークにはバイオマス含有率を表す「バイオマス度」が表示されています。
下限設定値10に始まり「10、15、20・・・95、100」と5%刻みで最大値100まで設定されています。

バイオマスマークは一般社団法人日本有機資源協会によって審査・認定された商品にのみ使用できるマークです。

バイオマスマーク例1

バイオマスマーク例2

レジ袋有料化とバイオマスマーク

プラスチックの資源循環の推進戦略として、消費者のライフスタイル変革を促すことを目的とした「レジ袋有料化義務化(無料配布禁止等)」が2020年7月から運用開始されました。
あらゆるプラスチック製買物袋は有料化することによって過剰な使用を抑制できると考えられたからです。
これは経済産業省と環境省によって現在も審議を続けられており、今後も省令の見直しなどに反映されます。

環境省が公開している、レジ袋有料化検討に関する資料の中ではレジ袋有料化義務化の対象外になるものも記述されており、更にバイオマスの当該配合率を徐々に高めていくことも求められています。
また、使用される買物袋については、下記のものや紙等の再生可能資源を用いたもの等への転換を推進することともされています。

以上のことから、レジ袋有料化義務化の判断材料としてバイオマスマークは有効と言えます。

レジ袋有料化義務化の対象外となるもの

1.バイオマスプラスチックの配合率が25%以上の買物袋 ※施行当初は25%以上とし、徐々に配合率は高められる

2.厚さが50μm以上のプラスチック製の買物袋 ※繰り返し使用を想定した買物袋

3.海洋生分解性プラスチック製の買物袋 ※今後、相応の海洋生分解性機能が得られたものに限る

※2019年12月25日開催の「第4回 産業構造審議会 産業技術環境分科会 廃棄物・リサイクル小委員会 レジ袋有料化検討ワーキンググループ、中央環境審議会循環型社会部会 レジ袋有料化検討小委員会 合同会議」議事録より

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