株式会社ナニワパック

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OPP袋

OPP袋の素材であるOPPについて、またOPP素材の厚みの単位や厚みごとの素材感を解説しています。
「OPP袋ができるまで」では、OPP袋が素材のOPP原反から1枚のOPP袋に加工されるまでの工程を写真付きでご紹介いたします。

OPPとは

OPP袋「Tタイプ」

OPPとは、正式名称「オリエンテッドポリプロピレン Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)」を略してOPPと呼ばれています。
つまりOPP袋とは、このOPPを材料(生地素材)にして作られた袋です。
メーカーによって、クリスタルパックやオーピーパック、クリアパック、PP袋、OP袋等様々な呼び名がありますが、こちらは各メーカーの商品名や略称で素材は同じです。
また、OPP袋は「サイドシール袋」と呼ばれることもありますが、こちらは『OPPフィルムを袋の底で折り返し、袋の両端(サイド)を熱刃で溶断(シール)して製袋する』OPP袋の製袋方法が由来となっています。
OPP袋のSタイプ(テープなし袋)、Tタイプ(テープ付袋)、Hタイプ(白ヘッダー付袋)、CHタイプ(透明ヘッダー付袋)、ATタイプ(アルミ蒸着テープ付袋)もサイドシール袋の一種です。

なお、OPP袋、CPP袋、IPP袋を略称としてPP袋と呼ぶ場合があり、CPPは「キャストポリプロピレン(無延伸ポリプロピレン)」、IPPは「インフレーションポリプロピレン(無延伸ポリプロピレン)」、また似た素材でよく目にするPEは「ポリエチレン」のことです。

PP OPP オリエンテッドポリプロピレン Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)
CPP キャストポリプロピレン Cast Polypropylene(無延伸ポリプロピレン)
IPP インフレーションポリプロピレン Inflation Polypropylene(無延伸ポリプロピレン)
PE ポリエチレン

プラマーク(識別表示)

OPP袋、CPP袋、IPP袋にプラマーク(識別表示)を表示する場合は、プラスチックの識別マークの下などに「PP」と表示することになります。

OPP袋の特徴

OPPは透明性に優れ、光沢があり、パリパリとした質感でコシがあるのが特徴です。
またOPPは印刷適性にも優れているため美しく仕上りお菓子などの食品、日用雑貨、衣料品など様々な袋に利用されています。
通常OPPに印刷する場合はグラビア印刷(凹版印刷)となります。微細な濃淡が表現でき版の耐久性もあり、印刷速度も速いため安価で大量の印刷にも適しています。
またフイルム封筒などのオフセット印刷や、デジタル印刷も対応可能です。

OPPの使用例

OPP袋 使用例

  • Tシャツ、制服、作業服などアパレル製品
  • ハンカチ、タオル、ミニタオル、靴下、手ぬぐい、のれん、旗などの繊維製品
  • DMなどのフィルム封筒、チラシなどの印刷物や広告物の封入
  • CDやDVD、カードスリーブ、中古ゲーム、中古ソフトなどの包装
  • 書店、本屋、ネットカフェ、マンガ喫茶等で使用するブックカバー
  • アクセサリー、小物やパーツなどの保存
  • 文具や卓上カレンダーなどの包装
  • 贈答品やお花お土産物等のラッピング
  • 化粧品や装粧品の包装
  • お菓子の詰め合わせやセット販売用のまとめ袋として
  • ペットボトルなどの首かけ(ボトルネック袋)の景品用として
  • ドラッグストアやコンビニ、量販店や小売店などの陳列用吊り下げ袋(ヘッダー付き)

OPPの厚みについて

マイクロゲージで30ミクロン(#30)の厚みを計測したところ
マイクロゲージで30ミクロン(#30)の厚みを計測したところ

厚みの単位はmm(ミリ)またはμ(ミクロン)です。
0.001mmが1μですので、例えば0.02mm(ミリ)ですと20μ(ミクロン)と同じです。

お見積をご希望の方で「現在使用中の袋の厚みや材質等が分からない」等の場合、現物をお送り頂ければ厚みはマイクロゲージ(マイクロメーター)にて測定させていただき、素材についてもお調べしてご回答いたします。
どうぞ遠慮なくご相談ください。

#20(0.02mmまたは20μ) 単体として使用するには薄すぎるため、一般的にはほかの素材(CPP等)とラミネートして使用する事が多い。
#25(0.025mmまたは25μ) 一般的な厚みよりやや薄め。価格重視の案件等での選択肢として。
#30(0.03mmまたは30μ) 最も一般的な厚みで扱いやすく規格品のサイズも豊富。
#40(0.04mmまたは40μ) 一般的な#30よりも少し分厚くコシがありしっかりした感触。
#50(0.05mmまたは50μ) 通常の#30や#40に比べるとかなり厚く高級感がある。
#60(0.06mmまたは60μ) 一般的にはあまり流通していない。

OPP袋とCPP袋の特徴の比較

CPP袋

OPP袋とCPP袋の特徴を比較してみましょう。
その長所と短所を知ることで用途に適した袋をご検討ください。

OPP袋とCPP袋の特徴

OPP CPP
名称 オリエンテッドポリプロピレン
Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)
キャストポリプロピレン
Cast Polypropylene(無延伸ポリプロピレン)
質感 光沢があり、パリパリとした質感でコシがある。
原材料を縦と横に伸ばして製造されたポリプロピレンフィルムで作られている為、フィルム自体が引っ張りに強く伸びません。
OPPに比べ少し柔らかく裂けにくい。
原材料を伸ばしたりせず製造されたポリプロピレンフィルムで作られている為、フィルム自体は柔らかく引っ張ると伸びます。
透明度 透明度や光沢感に優れているので、包装に使用することで商品により高級感を与えられる。 OPPに比べると若干劣るがほとんど見分けがつかない程度。
強度 CPPに比べ、両サイドのシール(熱溶断)部分が弱く破れやすい。 OPPより柔らかく裂けにくいため、厚みのある冊子などの発送に最適。

OPP袋ができるまで

テープなし袋ができるまで
OPP原反(梱包された状態)

原材料の原反(げんたん)を横巾でカット(熱溶断)して製袋されます。
袋の両端(サイド)を熱刃で溶断(シール)するため、この製袋方法は「サイドシール」と呼ばれています。
ここではテープが付いていないOPP袋を例に、OPP原反から1枚のOPP袋になるまでの工程を写真もあわせてご紹介します。

【工程1】OPP原反を製袋機にセットします

【工程1】OPP原反を製袋機にセットします

OPP袋の材料となるOPPフィルムをロール状に巻いた原反を製袋機にセットします。
出来上がりの袋の長さによって原反の幅も様々です。OPP袋は袋の底でフィルムを半折しているため、袋の長さの2倍の原反幅が必要となります。
印刷入りの袋を製袋する場合は、印刷済みのOPP原反をここでセットします。

【工程2】原反を三角板で半折する

【工程2】原反を三角板で半折する

1枚のOPPフィルムの原反を「三角板」という大きな三角形の板を使って出来上がりの袋の底となる部分で折り返すように折ることで、袋の「表」と「裏」を作ります。

【工程3】半折部分を超音波装置で折る

【工程3】半折部分を超音波装置で折る

前工程で半折した部分に、超音波装置で超音波を当てることで熱を発生させながら更にしっかりと折ります。
ほとんどの場合は超音波装置で折りますが、アイロンで折る場合もあります。
この超音波装置を導入したことで、袋の底部分両端の溶着不備により発生するピンホール発生率は、ほぼゼロとなりました。

【工程4】段差ローラーで生地の送りスピードを調整

【工程4】段差ローラーで生地の送りスピードを調整

この段差ローラーによって、ここまでの工程は一定スピードでフィルムを流し、これ以降は出来上がりOPP袋の1枚分の幅ずつフィルムを流してカットする瞬間止まるように調整しています。
吊るし穴等の穴あけ加工や箔押し加工を行う場合は、この段差ローラーの後に工程として組み込みます。

【工程5】溶断(シール)

【工程5】溶断(シール)

熱した刃でOPPフィルムを溶かしながら切断(熱溶断)していきます。1枚分の幅ずつ流れて来て止まる一瞬のうちに溶断します。
スピードが速すぎて右の写真では分かりづらいですが、袋の左右で溶断されていく工程です。
これが「サイドシール」の所以です。

【工程6】スタッカーベルトで排出し規定数でまとめる

【工程6】スタッカーベルトで排出し規定数でまとめる

溶断されたOPP袋1枚ずつがスタッカーベルトという沢山のベルトの回転によって送られ、排出されます。排出された袋は自動で規定数ごとに数えまとめられます。

【工程7】オペレーターによる検品・梱包

規定数ごとにまとめられたOPP袋は、オペレーターによって厚みやサイズ、溶断部分の強度など仕上がり状態を検品されます。検品後にクラフト紙で梱包し、ラベルを貼って完成です。

印刷について

OPP袋は印刷を入れて製袋できます。本体だけでなくフタ部分にも印刷が可能です。
規格品サイズ以外の印刷入りOPP袋にも対応いたします。
ぜひお問い合わせください。

印刷について

お問い合わせ

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